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はじめに
戦後間もない混乱期にあった上州安中の地に、多くの人の祈りと支えによって1947年5月に中学1年生45名、中学2年生37名、教職員10名で産声を上げた新島学園は、これまでに、約13,000名の卒業生を輩出、「地の塩、世の光」として国内外で活躍されております。
今日を迎えるまでの本学園の歩みは、先人をはじめとする歴代の教職員による建学の精神である「新島襄の精神とキリスト教の精神」を大切にした学びの実践と、その精神を受け継いだ同窓生の皆様、関係者の皆様のご尽力によって支えられ発展し伝統が守られております。
この伝統こそ、次世代に引き継ぐべき我々の大切な宝であると認識すると共にこの宝が神様からの大きな祝福によって守られていることに改めて感謝申し上げます。
学校法人新島学園 理事長/学園長 湯浅康毅
人生の根底に触れる学び舎づくりに向けて
新島学園の最大の価値・資産とは、この学園名の由来となり、建学の精神の基盤となる「新島襄」であります。 新島学園の起源は、新島襄が明治7年(1874年)に、安中の地に福音の種を蒔いたことが全ての始まりと捉えております。
“蒔かれし種”を受け止める大地があり、世代を超えてこの種を木へと育てる人がいて、以来当地は約140余年間新島襄ムーブメントの源流を歩み続けております。
現在新島学園では、中高、短大、法人本部が束ねられた学校法人としての一体感を醸成し、「建学の精神」を再確認することによって、更に100周年に向かっての使命と誇りを新たにするため邁進しております。
一方、「伝統校・新島学園」としての文化や価値を可視化しブランド化して積極的に発信しております。
伝統を踏まえた取り組みと伝統を活かす新しい価値づくりを行う取り組みを通して決して在学期間だけで完結しない、「一生もの」を学ぶことができる「人生の根底に触れる学び舎」づくりに繋げていくことを目指しています。
今後、2017年に掲げた「種を蒔く。」ビジョンから2027年ビジョン「木を育てる。」ステージに移り、これまで以上に関係者一丸となって未来へと続いていく新たな「木を育てる。」取り組みを行って参りたいと思います。
ご支援下さる皆様並びに本学園同窓生をはじめ保護者の皆様には、これからも志を共にする「学園の同志」として共に歩んでいただければ幸いに存じます。